お酒のこぼれ話、紹介していきます
2017年の「ボジョレー・ヌーボー」の解禁日は、きょう11月16日という。
ネットのニュースを見ていても、大手新聞社が深夜にボジョレー・ヌーボーで乾杯する写真を掲載していた。まあ、秋の風物詩になってるから、いいか。
いやいや、待てよ。何で日本人なのに、フランスの、しかも一地方のワインの新酒の話題に、こうも盛り上がるのか?
フランス人も不思議な日本人のボジョレー・ヌーボー好き
実は、ボジョレー・ヌーボーの日本での熱狂について、フランス人の男性に、疑問の声を投げかけられたことがある。彼はアルザス地方の出身だから、ボジョレーのワインは知っているけれども、別に飲みたいなんて思わないそうだ。もちろん、フランス国内でも、盛り上がりはないという。
「日本人はクリスマスにバレンタイン・デー、そして最近はハロウィンと新しいもの、西洋のものが好きなんで。そんなイベントで企業がこぞって、物を売って儲けようとPRするんで、みんなお祭りのように乗っかって、盛り上がるのさ」。そんな感じで、フランス人の彼に答えた。
そんな僕の返答に、彼はじっと黙り込み、少し間を置いて口を開いた。「フランスのワインを喜んでもらえるのは、フランス人として、うれしいけど、日本人はもっと自分の国の文化も大切にすべきだ」
誤解を招くといけないので、言っておくが、僕は別にボジョレー・ヌーボーを否定しているわけでもない。毎年楽しみにしている人がいるのなら、それでいいじゃん。そう思っている。
ただ、フランス人の彼の言葉を聞いて、ちょっと考えた。そして、SNSを使って、友だちに聞いてみた。「11月1日って、何の日か知ってる?」と。残念なことに正解はゼロだった。まあ、メディアにも対して取り上げられないから、仕方ないか。
ワインもいいけど、日本には日本のお酒がある
11月1日は「本格焼酎の日」である。
焼酎と聞いて、「おっさんくさい」と思ったあなた。いやいや、今の焼酎は結構、かっこいい。造り手も若い人が多くて、全然、古くさくないない。
実は、そんな本格焼酎の紹介するサイトを運営しているので、ご覧ください。。
かっこいい蔵人たちの姿を書いてます。ワインも良いけど、日本の酒文化も、結構良いものだ、と思っていただけたら幸いです。
49プラスで、焼酎や日本酒などのお酒に関するこぼれ話を、随時紹介していきたいと思います。