スター、最近、涙もろいんです
花田:最近涙もろくなってきてね。なんか、ベットの角度がちょっと上がっただけで嬉しくなってウルっときたり。アメフトの記者会見の青年見ただけで号泣やった。
恵比寿酒店・女将:今日は、菊美人酒造の菊美人大吟醸です。涼やかですね。新酒鑑評会で金賞取ったんです。
花田:ドブ女将は、今日はいないんですかって訪ねてくるお客さんがいるらしいんだけど。それでちょっとかわいそうになって、ウルっときたりね。
みんな:乾杯。
花田:美味しいね。
ケン坊:これは、美味しいですね。このラベルの文字、北原白秋さんが書いたんですよね。
今回のテーマは・・・
2020年のあの祭典で話題になった、谷口亮さん登場!
花田:東京オリンピックのキャラクターをデザインした谷口亮さんです。
ケン坊:同じ福岡出身として、誇らしいですね。
花田:東京をギャフンと言わした感じで、痛快ですね。
中村:その時のコメントで、夢見心地です。シンプルにして自分の作風を落とし込めた。頭の中が真っ白。大好きな奥さんに早く知らせたい。それが本当かどうか俺は知りたい。
花田:外食に行きたいみたいなコメントされていたでしょう。ほんとは、儲かっていたんでしょう。
谷口:本当に儲かってなかったですよ。一時期はよかったんですけど。去年は本当に最悪で。今年中に貯金尽きると思っていたんで。本当にギリギリで。
みんな:ははっはっはっははは。
谷口:ほんと、お金のことばっかり考えていて。
中村:お金のことばっかり考えていたら、あんなキャラクター考えられるんだ。
谷口:あれは、去年の頭ぐらいだったんで。下降気味がはじまって、やばいなって。
ケン坊:3つに選ばれたじゃないですか。表沙汰には言ってはいけなかったんですよね。
谷口:言っちゃいけなかったんです。誰にも。家族にも言うなって。自分の名前が出てしまって流れてしまうと、アウトなんで。
ケン坊:誰がつくったって伏せられていましたもんね。
谷口:今も、あの作品をテレビで出したら、組織委員会からお叱りがくる。
中村:フリップ用意しているので、ぜひお叱り受けてもらいたいね。
花田:TNCが責任持ちますよ。
みんな:ははっははっははっはっはは。
谷口:持てない、持てない。
みんな:はははっはっははっははっは。
花田:3つに絞られて、1つに絞られるまでハラハラドキドキだったでしょう。
谷口:そうですね。3カ月ぐらい。
中村:これやろうと思ったけどね。
ケン坊:奥さまは、気づいてた?
谷口:さすがに。テレビに出て目に触れた時点でわかるから、娘も小学生だし、学校で言いふらされたらアウトなので、確認して事前に言って口止め。
中村:だまっておける?
花田:絶対言うって。
みんな:ははっははっはっは。
花田:すごいね。
谷口:娘は我慢してくれて。言いたい、言いたいって。
ケン坊:これ、パパのよって言いたいよね。
花田:絶対、言っていると思いますよ。
谷口:これで広がってばれたりしたら、なしになるから。お仕事なくなるからって。すごい我慢してくれて。
花田:ウルウルくるね。
ケン坊:人んちの感動に土足であがってくるのやめて。
谷口:ははっはっははっは。
ケン坊:俺、なんかジンと来るな。花丸大吉が売れた時みたい。
みんな:ははっはっははっははは。
ケン坊:爽快。気持ちいい。
谷口:僕、何しようとの似顔絵書いていたんですよ。一時期ワイプの絵とかも。
ケン坊:あ!お世話になりました。
親父もイラストレーター。親父が描くとコンペに勝てると言われたほど、絵コンテの達人
ケン坊:天神でイラスト売っていたとか、マジですか。
谷口:マジですよ。
ケン坊:スター、泣いている。その当時、それ買った人達は、ほらと。
谷口:何人かインスタであがっていた。
中村:もしかしたら、プレミアついているかもね。
ケン坊:その人は爽快だったと思いますね。
谷口:その時は、1日2、3千円ぐらいですかね。
ケン坊:それで生のお客さんの反応も見れれるし、ストリートで学んだこともけっこうある?
谷口:ありますね。
中村:お父さんもイラストレーターなんですよ。お父さんもまだ現役なんですか。
谷口:現役です。うちの親父は、もともと商業イラストをずっと描いていて、絵コンテとかけっこう描いてて、人気はあったみたいで。博報堂の仕事ばかりしていたって。
中村:バブルの時は、コンペの度に絵コンテ。企画書を書くより、絵コンテのほうが儲かってるって時代もあった。
みんな:へー。
谷口:親父が書くと勝てるっていうのがあったみたいで、取り合いになっていた。この間、博多おみやげグランプリかなんか、それの雑貨部門でグランプリ獲っていました。
中村:お父さんを見ていて、自分もイラストレーターなろうと思ったんですか。
谷口:親父は絵を描いているのは知っていたけど、教えてもらったことはなくて。
中村:オリンピック決まった時は、お父さんや子どもさんと一緒に泣いたりしたんですか。
谷口:泣いてはいないですね。昔からずっと一緒にやって知っている友達とかは泣いてくれました。泣いて喜んでくれました。
ケン坊:友達でもないおいさんが、泣いてくれましたよ。
花田:娘の話がいい話だった。
ケン坊:実際、お父さんがキャラクターでいけみたいな話をしてくれたって。
谷口:そうですね。高校の時ぐらいに、親父の事務所で落書きしていたら、それを見て、おもしろいじゃないかと。おまえ、キャラクター1本でいけって。親父は商業イラストのほうには来させたくなかったみたいで。好きな絵を描けるほうがいいからって。わかった、じゃあって。
ケン坊:さすが。近くにそういうアドバイザーがいるっていうのもね。
谷口:ずっと褒めてくれなかったんですよ。子どものころはずっと褒めてくれたんですけど。高校卒業して絵のほうに進むとなってからは、真逆になって、ダメ出ししかなくなって。いまだにダメ出しばっかりなんですけど、そのキャラクターの時だけは、久しぶりに褒めてくれたんで。これ、いけるのかなって思って。
花田:いいお父さんですね。
谷口:泣く話ではないでしょう。
みんな:ははっははっははははっはは。
谷口さんになんとか、絵を描いてもらいたい。ということで、絵しりとりスタート
花田:ぶっちゃけキャラクターお願いしたら、いくらぐらいかかる?
谷口:え、それはちょっと、いろんなところがあるんで。
花田:49プラスのキャラクターがほしいなあ。
谷口:ははっははっははっはは。
花田:誰も言葉にしてくれないけど。
ケン坊:ちょっと、女将お酒持ってきて。
花田:酔っ払わして、うんと言わせよう。
ケン坊:彩綾さん、お隣どうぞ。
花田:谷口さんのTシャツ着たいな。49プラスの。
安藤:オリンピック期間中は、他の仕事やってはいけない?
谷口:全然、やっていいです。
安藤:じゃあ、描いて。
みんな:はははっははっははっはは。
ケン坊:描いてとは言えないですよね。落書きとかでいいんですよ。降りてきたら。あまり言うとね。あまり言ったらいかん。
花田:また、おしっこしたくなってきた。
中村:絵しりとりをしよう。ヨンキュープラス、スからスタート。
(ということで、絵しりとりがはじまった。スイカ:中村→カメラ:ケン坊→ラッパ:安藤→パパ:谷口と)
ケン坊:花田さんわかった?とりあえず描いて。答え合わせするから。
花田:まず、お百姓さんがスイカを植えました。それをカバンにつめて。
谷口:これ、連想ゲームなの。
みんな:ははっはっははっははっはは。
花田:カバンにつめて、海に行きました。そこで暇だから音楽を聴きながら過ごしました。トランペットね。そこで、めっちゃ売れました。で、クルーザーで世界一周しました。
谷口:しりとりの要素、あらへん。
花田:僕の中ではスイカとカバン(ケン坊の絵)で終わっとうもん。
みんな:ははっはっははっは。
ケン坊:独自過ぎる。すごいな。これ、カバンって言いましたよね。カメラです。
花田:原因は、おまえやな。
谷口:誰が見てもカメラでしょう。
花田:全然違うやん。
安藤:トランペットじゃなくて、ラッパ。
谷口:で、パパ
ケン坊:なんとか頑張って、スター。
花田:ん~、バラダイス号。
ケン坊:なんとかつながった。これで、Tシャツつくりませんか。
花田:ケン坊、下手すぎるもん。
ケン坊:花田さんが、ケン坊うまいけんねって言ったのに。急に噛みついてきたわ。