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何が面白いの?どんたく?

コラム 伝えたいこと

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福岡のGWと言えば「博多どんたく港まつり」である。

では、それは、おもしろいですか?と真面目に聞かれると・・・ワタシは、目を背けて、口ごもる。毎年200万人以上の動員があるのだが・・・何が面白いの?どんたく?

語弊はあるが、パレードは、各団体が、思い思いに歩いたり、踊ったりしているだけである。その衣装やバラエティ豊かなPRは面白いのだが、高知の「よさこい」や徳島の「阿波踊り」のように、熱いものも伝わってこないし、プロっぽいところも見られない。街中にある特設会場でやっている演目も、市民の趣味の発表である。どこを見てまわっても「ほのぼの」している。「ゆるゆる」である。祭りに必要なピリピリ感がないのだ。

出演している人達は、きっと緊張もしているし、一世一大の舞台なのだろうが・・・何の関係もない人達が観てみると、それは、「ほのぼの」で「ゆるい」としか表現のしようがない。それでも、毎年200万人の動員があるお祭りなのである。どうして、このゆるーいお祭りに、こんなに人が集まってくるのだろうか?

「博多どんたく港まつり」は、市民に開かれたデカイ文化祭なのである。

超・身内受けのお祭りなのである。パレードや舞台に参加する側の676団体3万人が1人当たり15人の身内や関係者に声をかけて動員していたとしたら、それだけで45万人である。200万人を集めるイベントのクリティカルマスがどれほどのものかは知らないが、身内45万人という動員は、凄い数字の基盤になっているに違いない。人が人を呼ぶ典型である。

来る者拒まずで団体を受け入れ。その参加は、宣伝目的でも何でもかまわない。披露する踊りや演目も、ほぼノーチェック。泣いても滑ってもオッケー。見る側も、食べながらも、しゃべりながらも、寝ながらも、どんな体勢でも歓迎。

この博多らしい「オープン」なマインドこそ、200万人動員のイノベーションの鍵だろう。この文化祭的参加衝動と身内の連鎖による拡がりは、ある意味インターネット的である。女人禁制で地域も閉鎖的な「博多祇園山笠」を抱えながら、一方で、こんな何でもありの「博多どんたく港まつり」を実行できる福岡のバランスとれた都市力は、魅力的である。日本一ゆるくて、日本一の動員を可能にするお祭りが実行できるのは、二千年の歴史を持つ博多商人のオープンイノベーションの精神が脈々と街に息づいているからである。

「どんたく」とはオランダ語で日曜日を意味するzondagの訛りである。
確かに休日じゃなかったら、こんなゆるい祭りは、見ていられない。

どんたく、行っとく?