明石家さんまさんの師匠談である。《我々の弟子稼業というのは、掃除をさせられるじゃないですか。で、掃除をしていると師匠が、「それ、楽しいか?」って言うんです。「いいえ」って答えると「そやろ」って。「そういうのが楽しいわけがない」と、おっしゃるんですね。そのときに、師匠に「掃除はどうしたら楽しいか考えろ」って言われたんですけど、そこでしたねぇ。あの、掃除なんて、楽しくなるわけがないんですよ。ところが「楽しくなることを考えてることは楽しい」っていうところにね、18歳のときに気づかせていただいたのが非常に助かりましたね。》
ハズレくじを引くどころか、
ハズレくじを引いて、それをどう笑うかを考えるわけである。
生きてりゃハズレも丸儲けである。
我が人生のハズレ感も一興である。