「ヨンキュープラス」49歳以上のおじさんおばさんに正直なメディアをつくってみました。ご賞味ください。

「見事ないい加減さ」という極意。

コラム 伝えたいこと

企画,マーケティング,一所懸命,穴,消費者,パクリ,真似,

企画なんてアホみたいに上澄みである

企画書を書いて25年になる。そんなに長くやってこられた秘訣は、いい加減だからである。あんまり一所懸命じゃないからである。そもそもが企画なんてアホみたいに上澄みだなぁと思っているからである。だから、会社名がペーパーカンパニーだったり、キナックス≒きな臭さマックスだったりするわけである。

上司のために、社長のために、企画を考えている企画部にロクなものはない。社長に褒められたいが故の企画会議なら止めたほうがいい。「企画を一所懸命やりなさい」なんて言う企画部のマネージャーは、即効で辞めさせたほうがいい。そんなマネージャーの部下から生まれてくる「企て」なんて、きっと、すでに誰かが作ったような物の劣化版でしかない。「一所懸命考えて、俺が納得するものを持って来い」の輪廻の果てに、クソつまらない企画部はできあがる。

企画部で行われるのは大量の材料づくり

たくさんの会社の企画部の方々と交わってきた。その多くの人たちがやっていることは、「企て」ではなく、「マーケティングという名の準備」「企画という名の判断材料つくり」である。企画部における一所懸命の礼賛は、分厚い資料作りという仕事になる。

企画なんてアホみたい上澄みの仕事だなぁと世間を見渡してみると、面白いほどたくさんの「穴」があることがわかる。消費者の心の奥底とか飢えとかに続いている「穴」である。その「穴」は、残念ながら一所懸命過ぎるほど見えにくい。

新しい企画なんて、そもそもが教科書やルールからははみ出したとこにある。努力に努力を重ねたから生まれてくるものではない。同じ業界だけではなく、広い趣味や遊び心の中から、社長や上司にもばれにくい、すばらしいパクリをしてくるみたいな「見事ないい加減さ」の中から、生まれてくるものである。