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仕事全体を視る。

コラム 伝えたいこと

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福岡と東京のクリエーターの違い

「東京から福岡に赴任してきたクリエーターは、全然使えない」という話題が、とある代理店の会議で持ち上がった。確かにそうなのである。中村さん、何故ですか?と問われたので「福岡のクリエーターの方が苦労が多い」からと答えておいた。その答えを、もうちょっと掘り下げてちゃんと書いてみる。

東京と比べると、福岡の制作費用は3分の1である。3分の1の費用で、東京の制作と同じようなものを作らなくてはいけないわけである。そうすると、福岡のクリエーターたちは、知恵を出す。どうしたら安くいいものができるか。いいモノを作ってくれる人たちと絆を結ぶためには、どうしたらいいかと人間力を磨く。

さらに、福岡のクリエーターたちは、社長と非常に近いところで仕事ができる。大手メーカーの担当者と与えられた予算の中で答えを出すのではない。その企業が持っているなけなしのお金で、社長から直々に最大限の効果を求められることが多いのだ。そうすると責任感が変わってくる。その企業の仕事を見るようになる。要するに、「仕事を全うする職能」よりも「仕事全体をみる視点」が大事であることを学ぶ現場が地方にはあるのだ。

福岡には賢いクリエーターが多い

よく目にするロッククライミングの臨場感あふれる写真は、この画像のようなカメラマンの視点で切り取られている。どう脚立を使用するのか、どうロープを張るのか、いちばん最短の時間で、いちばん安い費用で、いちばんいい絵が撮れる方法を瞬時で探しているはずである。

東京のクリエーターたちは、与えられた予算の中で、問題を解く。しかし、福岡のクリエーターたちは、与えられた予算の中で、自ら問題を提示して、その解決方法を最短で探す。頭のいい人というより「賢いクリエーター」が多いのが福岡なのである。