創建は約1700年前という歴史を持つ宮地嶽神社。
ご祭神の「息長帯比売命(おきながたらしひめのみこと)」別名「神功皇后(じんぐうこうごう)」が三韓征伐の際に祭壇を設けて、開運を祈願され船出されたと書かれているそうだ。以来、「何事にも打ち勝つ開運の神」として多くの方に信仰されるようになった。全国に鎮座する宮地嶽神社の総本宮でもある。
そんな由緒正しき宮地嶽神社は、私が中学時代くらいまでは、日本猿が大きな檻に飼育されていたり、途中アヒルのゾーンがあったり、いまでもあるのだろうか山頂からコンクリート製の100メートルはあろうかと思われる滑り台もあり、持ってこいの遊び場だった。しかし、たまに猿が逃げ出し、追いかけられるというハプニングも珍しくなかった。
奥の宮の五番社・恋の宮
そんな宮地嶽神社があの嵐の「光の道」のCM以降、時期によっては関東・関西方面からも参拝される人気スポットになった。しかし、宮地嶽神社はあの夕陽を見るというスポットだけに終わらないのだ。本殿のほかに、合掌造りの古民家村や奥の宮八社など、なかなかに奥が深いのである。特に女性にお薦めなのは奥の宮の五番社・恋の宮であろう。淡島神社と濡髪大明神の二柱を併せ祀る恋の宮は女性の体をお守りする・あわしま様と、心をお守りする・ぬれがみ様と、共に女性の心身内外をお守りする神様で「恋の宮」呼ばれているのだ。女性特有の病や恋愛に霊験あらたかというから、捨て置けない。
「開運桜」が開花
そして今、拝殿右側にある寒緋桜、またの名を「開運桜」が開花したのだ。夕陽もいいが、運が開くという桜を愛でながら、恋の宮へ参拝しようものなら、そりゃ、悲願の恋は成就したも同然である。ついでに、境内にある嵐のみんなが腰かけた「こかげ茶屋」にて一服しながら、金運アップの食材である卵を使った「光の道のおまんじゅう」を土産に買えばもう、怖いものなしである。さらにさらにこちらは「商売繁盛」の守り神でもある。運頼みで、彼氏をゲットしたい、金持ちになりたい、仕事が欲しいなどという私みたいな不届き者は、このプランをすぐさま実行に移すべきである。ちなみに私は先日、行動を起こしたのだ。ひひひ。