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W杯で「川島ごめんね」と言わせてくれよ

コラム 伝えたいこと

川島永嗣を黙って応援することに決めた

サッカー,ワールドカップ,W杯,日本,川島永嗣日本は見事である。

代表選手は痛快であろう。

ワールドカップ(W杯)ロシア大会。1勝1分けでグループリーグ突破も目の前と、戦前の予想を覆す好結果に、日本列島も盛り上がる。

大会前はメディアやネット民も含めて3連敗の予想が並び、悲観論が渦巻いた西野ジャパン。

大会が始まってからの日本の躍進に、メディアは手のひら返しの日本代表称賛記事が相次ぐ。

日本代表を批判してきたネットユーザーらから「ごめんね」との謝罪が相次ぐ。

ただ、致命的なミスが目立つGK川島永嗣だけは、「先発から外せ」と批判の渦中にいる。

僕は川島を応援したい。

そんな批判ばかりの輩に、ビッグセーブ連発で言わせてやれよ。

「川島ごめんね」と。

数カ国語を操る「ビューティフル・ライフ」GK

面と向かって1時間ぐらい取材したことがあるが、川島は優等生である。

日本にいるときから海外を見据え、英語、イタリア語、オランダ語など数カ国語を操る。

正直、コメントも優等生過ぎて、面白い話を聞き出すのに苦労した思い出がある。

「座右の銘や好きな言葉は?」と聞いたら、川島は「ウ~ン」と首をひねったあと、当時ブログの題名だった「ビューティフル・ライフ」と答えた。

「ビューティフル・ライフ?」。どの場面で書こうか。

これまた、悩んだ記憶が蘇ってきた。

川島は、心を奮い立たせるプレーもある

川島が日本代表GKとして頭角を現したのは、2010年のW杯南アフリカ大会直前である。

今回のロシア大会前と同様に、当時低迷していた日本代表の岡田武史監督の荒療治。

長らく日本のゴールマウスを守り続けた楢崎正剛、川口能活の「ビッグ2」を押しのけ、先発の座をつかんだ。

忘れもしない。

南アフリカ大会前の親善試合・イングランド戦。

僕はオーストリア・グラーツのサッカー場のスタンドから、川島のプレーに興奮した。

サッカーの母国に与えてしまったPK。

しかも、キッカーは当時、イングランドプレミア・リーグでばりばり活躍していたチェルシーのフランク・ランパード。

世界最高峰の選手を前にして、川島は右に横っ飛びした。

ボールを弾いて、絶体絶命のピンチを防いだ。

僕は鳥肌が立った。

同僚のイングランド人が「Yse! KAWASHIMA!」と両腕を天に突き上げて叫んだ(母国の選手がPKを止められたにもかかわらずだ)。

PKを止めた瞬間、川島の吠えた顔が「ドヤ顔」として有名になった。

川島のドヤ顔を見て、低迷続きの日本代表に一筋の光が見えたような気がした。

本当である(結果論と言われそうですが、快進撃を続けてW杯ベスト16に!)。

川島永嗣のドヤ顔を見たい

正直、川島は昔から“ポカ”もあるGKである。

ただ、PKの阻止率は高い。

何より、国際舞台の経験が豊富である。

僕は川島を見るたびに、ランパードのPKを止めたあの場面が蘇る。

あの感動をもう一回味あわせてほしい。

ドヤ顔を見せてほしい。

そして、「川島ごめんね」をネット上で流行らせてほしい。