本山シェフの手間暇かけた美味なる料理。見ているだけで食べたくなる!
安藤:こちらは、オマール海老のカクテルジュレです。
花田:ウニも入っとうよ。
中村:和なのか、洋なのか。これうまい!
花田:味は和。
ケン坊:エビもいて、その下に新玉ネギクリーム。
花田:キュウリとパプリカ、キャビアものっとうよ。
ケン坊:美味しい。この料理はどういった料理なんでしょう、先生。
中村:福岡・中洲にあるカーヴ ド ルフージュというお店。リーズナブルなものから高級なものまで揃ったフランス・イタリアを中心とした1000本以上のワインを取り扱っているステキなお店の料理です。はじめての方でも親しみやすいフレンチ。今日のゲストは、カーヴ ド ルフージュの本山裕崇さん。
本山:こちらは、魚介のスフレです。ホタテをベースにしたすり身にして卵とバターと生クリームとパッティな感じで。最後にメレンゲを入れて焼き上げました。
中村:パッティね、ちょっとカロリー高い。
本山:ソースは、アメリケーヌ。甲殻類のソースですね。小エビをつぶしまして香味野菜と一緒に煮詰めて仕立てています。穴をあけて頂いて食べます。通常のスフレより固めですね。そこにソースをかけて。お皿汚してしまっていいです。今日は、お店の人気トップ2を持ってきました。
ケン坊:さっきのオマール海老のカクテルジュレもすごかったですね。この世の贅沢をずべて詰め込んだような。オマール、ウニ、キャビア。ジュレもすごく美味しかったです。
本山:食感とかも味わっていただいて。そこをすごく気にして作っています。
花田:わかります、わかります。
大学進学後、料理のバイトにはまって中退。それから料理の道へ
ケン坊:最初、なんでフレンチに行こうと思ったんですか?
本山:料理の鉄人を見ていて、かっこいいなという記憶があるんです。高校は進学校に行きまして、大学ではバイトに明け暮れまして。料理のバイトをしていたんです。なにかこっちのほうが楽しいと。後期の授業料を納める前に「申し訳ありません」と親にお願いしまして、大学をリタイアして、料理の道に。
ケン坊:ご両親はなんと。
本山:納得してくれました。
中村:カンペの「ビュルゴーかも」って。意味がさっぱりわかんない。
本山:フレンチなので、地元の食材も使いつつ、フランスでしか手に入らないような食材も使っていて。窒息鴨というのがあるんですが、と殺す時に首を切らずにうっ血、血を体内にまわらすんです。よりジューシーに仕上がるという。特許というか、そこだけでしか作れない鴨。そういう窒息鴨や、ビュルゴー鴨、ビュルゴー一族が育てている鴨、ブランドですね。なかなか出回っていない。高価なので。
ケン坊:ビルゴー鴨は、どうやって食べるのが美味しんですか。
本山:シンプルにじっくりローストして
花田:全然違うよね、パサパサ感が全然ない。
本山:下手くそが焼くと、パッサパサのスッカスカになりますけどね。そういう食材もいいんですけど、これからは地のモノを、地産地消ですね。地域の生産者さんの手助けにもなりますし、お互い食材を広げていって、いいお付き合いができれば、全てがうまくいくのではと思います。
ケン坊:花田さんの近くにもいい食材があるんじゃないですか。
花田:あります、あります。カリフラワーとかは、福津のカリフラワーはほとんど東京に出荷されていて、高級品。こないだ、福岡で発祥の野菜、えーと何だったけ?
みんな:ははっはっはっははっは。誰もわからんよ。
ケン坊:どこで迷子になってるんですか?
本山:蕾菜(つぼみな)?
花田:そうそう、蕾菜を20何人の人たちが考えて世に作られたもの。
本山:けっこう使っています。
ケン坊:福岡県の農業は頑張っているんですね。
リカちゃんの本名は、香山リカ。11歳の小学5年生でフランスと日本のハーフ
テーマ:リカちゃんに初恋
中村:今日のテーマは、リカちゃん。リカちゃんは、いろいろね、都市伝説もあるし、俺たち、あんまりよくわかっていないでしょう。
ケン坊:そういう趣味がおありだったんですか?
中村:ほんとない、俺。ないないない、全然ない。説明しますね。バービーちゃんは、アメリカで販売されました。1959年に販売。年齢、17歳。高校生なのに、職業ファッションモデル。キレイだね。一方、リカちゃん。リカちゃんが登場したのは、1967年。去年ちょうど50周年。今ちょうど、福岡市博物館で「誕生50周年記念 リカちゃん展」が開催されています。3月28日まで。花田さんとか俺たちより5つ若いの。生まれたのが。でも、1967年に登場したけど、お年はいくつかっていうと、11歳。小学校5年生。
安藤:えー。もっと大人かと思った。
中村:本名は、香山リカちゃん。
安藤:本名、香山さんなんですね。
中村:なんかハーフっぽいでしょう。ハーフなんです。パパは、香山ピエール。フランス人の音楽家らしいです。36歳。若い!ママは、織江さん。ファッションデザイナー、年齢33歳。調べてみると、おばあちゃんがいる。織江さんのお母さん。洋子さんらしいんですが、さて、おいくつだと思いますか?
花田:58とか60とか。
中村:56。同級生って。リカちゃんのおばあちゃんと同級生って、俺たち。
ケン坊:そのピエールとか、お母さまとかおばさまの人形もあるんですか?
中村:あります。そういうことも知らんのね。ご家族がちゃんとおられます。リカちゃんのボーイフレンドのお人形もあります。たぶん、もてると思うんだよね。
安藤:それだけかわいかったらね。
中村:なんか、転校生の匂いするじゃん。俺たちって、転校生、めっちゃ憧れじゃん。
花田:すぐ見に行きおった。
中村:俺、あまりリカちゃんについて詳しくないじゃん。残念ながら、さーやも。
安藤:ごめんなさい。大人になって、ついさっきはじめて触れました。
中村:けっこう、2つに分かれるのよ。リカちゃんで遊んでいた女の子と、さっき部下の女の子に「リカちゃんで遊んでいた?」って聞いたら、「私キャンディキャンディ派ですから」って。「なんでキャンディキャンディ派なん?」って聞いたら「ソバカスなんて気にしないって言っていたから」。リカちゃんは、どっちかっていうと完璧。キャンディキャンディはリカちゃんとは逆にいるんで、キャンディキャンディ見ながら、リカちゃんで遊んでいる子はいないでしょう。なるほどなって思って。
ケン坊:ま、所説ありますけど。
リカちゃんは左の上を見ていて視線を外している。日本ならでは
中村:都市伝説がありまして、これおもしろいなと思ったのは、バービーとリカちゃん並べてみたんですよ。年も生まれも違うけど、ひとつ、人形の要素として大きく違うことがあるんですよ。顔を見て。何が違うか気が付きませんか?目。リカちゃんは、左の上を見ている。子どもに圧力がかからないように、目線がずれている。
みんな:へー。
中村:睨まれているようで怖いから、視線外すんだって。これが、日米の文化の違い。
花田:リカちゃんのファンになりつつある。
安藤:ちょっとこっちを見て欲しいという気持ちにもなりつつあるし。
ケン坊:知らなかった、ちょっと横向いているんですね。
中村:目が合うと怖いとか。そういうこと配慮して外してあるといろいろなところでいわれていて。すごいなと思いますね。
安藤:さっき触ったけど、肌が気持ちいいんですよ。男性が触るとちょっとあれかもですが。
花田:触るよ。ほんとほんと。キューピーちゃんと思って触ったら違う。ちょっと、ほんと、だいぶ上がったよ、リカちゃん。ちゃんとすごいよ。
ケン坊:髪とかといてみてくださいよ。
花田:いいと、いいと。髪もやわらかいよ。
ケン坊:癒されましたか?
花田:ちょっと、なんか優しくしてあげようって気になる。
中村:リカちゃん、妹もいるんだよね。1974年に初登場したんですよ。妹さんが。1歳の赤ちゃんだったんだけど、リカちゃん11歳のままんだけど、双子の妹は4歳になっている。ミキちゃん、マキちゃん。都市伝説が書いてある。
みんな:えー、ほんと。
中村:ホクロのある位置が違うらしいです。どこにホクロがあるのか、わかりませんけど。
ケン坊:なんで、ちょっと含ますんですか。俺の逃しませんけど。
中村:はははっははっは。
リカちゃんには、消息不明の姉がいる!?
花田:先生、だいたい、そのポケットに入れているのは何なの?
中村:たぶん、これ変身スティックだと思うのよ。
ケン坊:誰が変身するんですか?先生がリカちゃんに変身するの?
中村:肌ざわりは近いかもしれんけど。この光を当てると、髪の毛の色が変わったりするらしいです。50年で売れたリカちゃんの数は、5800万体。けっこうな数です。すごいよね。
花田:めちゃめちゃすごいね。
安藤:リカちゃんて、絶対みんな身長一緒?
中村:どっかで1センチ高くなったって話が。4回リニューアルされているらしんです。その間に、1センチだけ高くなったっていう。
ケン坊:先生おすすめのサイドストーリーないですか?
中村:ちょっとこれ、笑ちゃったんですけど、リカちゃんには消息不明の姉がいる。34歳のお母さんで、リカちゃんが11歳で、姉ってというのは後で考えたら思うけど、ある日、ママがファッションコンクールに向かうため、飛行機に乗っていると具合が悪くなってしまいます。そこで声をかけてくれたのが、キャビンアテンダント。彼女の顔を見ると、左ほほの下にホクロが。これこそが、生き別れたリエちゃんだったのです。あなたのママよ。ママの帰国にあわせ、キャビンアテンダントを辞めブティックを手伝うことになったのですが、1974年、忽然と姿が消えてしまう。リエちゃん、お姉さん、ちょっとアナーキーな感じやろう。でも、キャビンアテンダントっていくつよって話よね。23歳ぐらいにはなりますよね。10歳で産んだんかって話になるけど。
安藤:シー。
ケン坊:ま、でも花田さんが、今回、リカちゃん初対面で。
花田:初恋に落ちました。質感と、ちょうといい重さ。体重が。
みんな:ははっはははっはは。
中村:ちょうどいいね。