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西野朗という男

コラム 伝えたいこと

黒が白、いやサムライ・ブルーにひっくり返った!

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19日の深夜から、Facebookのタイムラインが、ワールドカップ(W杯)でのサッカー日本代表の勝利を喜ぶ投稿ばかり。

18日まではW杯絡みの投稿は、ほぼ皆無だったのに。

日本代表悲観論ばかりが日本中に轟いていたのに。

一晩にして、日本列島に並んでいたオセロの黒が、真っ白にひっくり返った感がします。

いや、サッカー日本代表の愛称が「サムライブルー」だけに、青に覆われたんだと思います。

世の中を射に眺めている、ひねくれ者の僕は、世の無常さを感じてしまいました。

まさに、前回のコラムで書いた「勝てば官軍負ければ賊軍」です。

コロンビアという強豪を前にして、下馬評では限りなく「賊軍」濃厚だった西野朗監督が、「官軍」になったわけです。

西野朗という男とは?

この西野朗という男を、取材をしていたことがあります。

Jリーグ、ガンバ大阪の監督だった2007年シーズンのことです。

当時のガンバ大阪は、むちゃくちゃ強かったです。

MF遠藤保仁ら当時の日本代表に多くの選手を送り込んでいました。

だから、練習の日でも、結構な数の記者が取材に訪れていました。

練習後は必ず、西野監督を囲んで、チームのことや選手のことなどを質問します。

その時の西野監督の話が難解だったのを記憶しています。

平たく言うと、言ってる意味があまりわからなかったのです。

突然、「サードが」という言葉が出てきます。

「サードって野球か? でも、サッカーだよな?」と悩みます。

当時、サッカー用語として出始めの「アタッキングサード」のことでした。

西野監督は、横文字好きでした。

しかも横文字を「サード」などと勝手に省略してしまうものだから、聞いていて頭の中がちんぷんかんぷんになることも多々。

コメントとしても、勝手に意訳しなければ書きづらく、記者泣かせの監督だっと記憶があります。

ちなみに、ガンバ大阪の選手が監督の話を理解していたかと言えば、「監督の言ってる意味は、わかんないっす」という選手が多かったです(笑)。

選手に恵まれた西野朗

そういうことなので、西野監督だから、というよりは、才能ある選手の集まりだからガンバ大阪は強いんだ、と当時は感じていました。

今回の日本代表監督も、W杯直前の緊急登板なので、西野監督が選手を掌握できているかといえば、できてないんじゃないかと想像できます。

コロンビア戦の勝利も、指揮官の采配というよりは、海外での経験豊富な選手の力が大きかったと感じます。

もちろん指揮官として優秀な人であることは間違いありません。

国内ではJリーグ最多勝利監督という実績もあります。

でも、国際舞台では、たいした意味をなしません。

持ってる“オーラー”の西野朗

ただ、西野監督から、不思議なオーラーを感じたことがあります。

「何かやらかしてくれるんじゃないか」というオーラーです。

アトランタ五輪で、日本の監督として、ブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演出したことが、背景にあります。

西野監督の「オーラー」は、コロンビア戦に望む選手の潜在意識にも、好影響を与えたかもしれません。

今回のW杯ロシア大会でのコロンビア戦勝利は、ブラジル撃破ほどの衝撃はないにしろ、世界を驚かせることをしでかしてくれました。

「やっぱり持っているかもしれない」。

勝ったからこそいえるこの言葉に、僕は喜びを感じます。

そして、僕自身も、薄情な国民の一人だと自省しました。

この先、日本代表を素直に応援しようと思っています。