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人気ドラマ「陸王」を斬る!!!

コラム 伝えたいこと

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日曜劇場『陸王』の平均視聴率15%を超えている。いまどきテレビ番組にしては好成績。案の定、我が家でも唯一家族で共に視聴するドラマになっている。

池井戸潤の素晴らしい原作。役所広司をはじめとする厚みのある役者陣。半沢直樹の制作チーム。当たり前にヒットの理由は、転がっている。そんなもんは誰かに任せといて、今回は、この人気ドラマ「陸王」をヨンキュープラス的に解釈してみたい。

人生の全部を足の裏全体で受ける。


「陸王」は、こはぜ屋という創業100年を超える足袋のメーカーが、ランニングシューズ業界に無謀に挑む物語である。銀行の冷たい対応。大手メーカーのいじわる。大手企業からの裏のある買収話。毎回、いろんなドラマが巻き起こる。

しかし、そのドラマの根底には、変わらない哲学がある。人間が走り続けるために必要なものは何か!?その精神性を「ミッドフット走法」というランニング技術とかぶせて伝えてくる。

ミッドフット走法とは、足の接地に注目した走り方のひとつで、ミッドフット(中足部)から足の裏全体で着地をする走り方のことを指します。魂やら、覚悟やら、夢やら、意地やら、人生の全部を足の裏全体で受けるためのランニングシューズが「陸王」ってわけである。登場するみんなが人生の全部を「陸王」に着地させるドラマに仕上がっている。

 

決してカッコイイ走法ではない。でも、長く走り続けるためには、人間の理にかなった走法なのである。早く走るための走法ではない。ずっと諦めずに走り切ることのできる走法の話なのである。

 

ヨンキュープラス世代のための「陸王」。


意識高い系の人たちは、華やかなレットカーペットを歩こうとする。あのフラッシュライトを浴びたいと憧れる。しかし思う・・・レッドカーペットを歩いているあのスターの家の炊飯ジャーには、黄色くなったご飯が食べ残されているかもしれない。トイレの便器には、さぼったリングがこびりついているかもしれない。きっと、浴室のシャワーカーテンが下のほうからどんどん黴びてきている。

「意識高い系」の裏側には、いつも「意識低い系」が生まれている。スポットライトが当たるのは、いっときのことである。全ての人に平等に課せられているのは、必ず訪れる「死」と、営々とつづく「暮らし」だけなのである。

 

そんな営々とつづく「暮らし」に注目して、愛を注ぎたいのが、このヨンキュープラスというメディアである。ミッドフット走法で「死」というゴールに向かってリタイアせずに走り切ろうとしているヨンキュープラス世代を応援したいと考えている。

いよいよ「陸王」も最終回である。走りきった皆さんに敬意を表します。