「ヨンキュープラス」49歳以上のおじさんおばさんに正直なメディアをつくってみました。ご賞味ください。

今年のように来年があること。

コラム 伝えたいこと

前田秀樹,保田興重郎,日本人,倫理,道徳,自然の所与,農家,認知症,

「日本人の信仰心」前田英樹著には、昭和の文人・保田興重郎の語る日本人の倫理の源泉が書かれている。

米といくらかの雑穀、豆、野菜などがあれば、人間は誰もが豊かに身を養うことが出来る。それを保障する、水、土、光、空気と人々の協同があれば、人間は何ものをも殺さず、侵さず、恒久の循環に生きていくことができる。「米づくり」を原理とする、「足るを知る」精神が、この国の倫理と道徳のルーツであると。

自然の所与は、課せられた圧倒的な問いであり、米の収穫は、それへの回答である。昨年のように今年があること。今年のように来年があることが一番いい。

28年変わらなかった義父の顔が・・。

佐渡で専業農家を営む義理の父の顔は、この28年、ずっと変わらない。ほんとうにおそれいる。経済合理を語るばかりの義理の息子の居場所が、嫁さんの実家にないのは、道理である。


しかし、その義父の顔も曇ることが起こった。義母に、少しばかり認知症の気配。来年が今年のようにない。この現実に、家族がぶち当たっている。これもまた自然の所与なのか!?

いろいろと試されるのが50代である。