九州焼酎島はうまい焼酎蔵しか取材していません
九州焼酎島という本格焼酎情報発信サイトを運営していて、2017年も数多くの焼酎蔵を訪れた。ちなみに、すべての蔵がおいしい焼酎を造っていた。「本当?」と思われる方もいるかもしれないが、本当に僕の取材先はうまい焼酎を製造している蔵ばかりなのだ。
なぜ、うまい焼酎の蔵に行き当たるのか? それは取材先は基本的に、蔵の紹介で決めているからだ。「うまいと思う焼酎を造っている蔵を紹介してください」と頼んでいるので、酒蔵のみなさんは本当にうまい焼酎蔵を教えてくれる。
2017年のナンバーワンと思った焼酎は「川越」
49プラスは正直なメディアなので、個人的に2017年に一番うまいと思った焼酎を正直に答えたい。今年取材した焼酎蔵の中で、最もうまいなあと思ったのは、宮崎県国富町の川越酒造場が造る芋焼酎「川越」だ。
単純に、僕の好みが芋焼酎だから、というのも理由にある。でも、「川越」は単なる芋焼酎ではない。米焼酎がブレンドされている。「芋」に「米」を混ぜることで、芋くさ~い感じが抑えられ、まろやかで飲みやすい。
福岡都市圏の呑む人を想定した芋焼酎「川越」
そもそも、福岡の酒屋仲間が経営危機に陥っていた川越酒造場を救おうと、「福岡都市圏の人が飲みたい焼酎を造りませんか」と持ちかけ、芋焼酎「川越」は誕生した。「芋、芋」していないから、麦焼酎に慣れた福岡の人でも、飲みやすいのである。つまり、福岡県人の僕には、どストライクだったわけだ。
ただ、決してあっさりした芋焼酎というわけではない。芋の甘い香りもしっかり残っているし、飲みごたえもある。一番気に入っているのが、飲み終えた後の口の中に残る、香りの余韻。とっても心地よい。あっという間に、瓶は空になった。
芋焼酎「川越」は、人気が出ていて、なかなか手に入らない。たまに、福岡市中央区春吉の友添本店(店主の友添健二さんの記事はこちら)に在庫があるので、行ってみては。
芋焼酎「川越」の川越酒造場の記事はこちら
http://44471.jp.net/visit-brewery/kawagoe/