夏になるとスパイシーな料理がテレビで紹介されるのを見かけますよね。暑い日に辛いものを食べて汗をかくという、不思議な光景。実際にお店でもカレー、担々麺など辛いものを食べている人もみかけます。では、なぜ人は暑い日に辛いものを食べたくなるのか!?
汗で“涼”を得る
人の体って、常に体温を一定にしようと暑い時に汗をかくことで皮膚から熱を発散させ、体温が上がらないような仕組みになっているんです!!自身のかいた汗で、涼しさを得ていたんです。これって、暑い日に玄関先などに水をまくと地面の熱がやわらいで涼しく感じる「打ち水」と同じ原理なのかもしれませんね。
辛いものを食べると食欲が増す!?
農林水産省によると、唐辛子を使った料理や調味料による適度な辛さは食欲を増進させ、美味しく食事をする働きがあるそうです。また、インドや中東などで食事に使われるスパイス(クミン、ターメリックなど)にも消化促進や食欲増進などが期待できるそうなので、暑さで食欲が落ちている方や夏バテ気味かなと思う方にはいいかもしれませんよ。
辛いものの取りすぎにご注意を。
少しの辛み成分なら胃の血流をよくして粘膜を保護してくれるそうですが、大量にとったり、辛さの度合いが強いと逆に粘膜を損傷する可能性があるといいます。皆さん適度な量で楽しんでくださいね。