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徹子の部屋のガチ伝説。

コラム 伝えたいこと

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優しくて手強いジャーナリズム精神溢れるガチな対談番組

「徹子の部屋」は、撮って出しにこだわっている。毎週月曜日と火曜日に、まとめて6本を収録するのだそうだ。1人のゲストとは、約1時間強の打ち合わせをしっかりやって、黒柳徹子さん自身の手書きのメモ用紙が12枚程度できる・・・。そのメモを頼りに収録に挑むというのが恒例らしい。情報はディレクターやスタッフが用意するにしろ、ゲスト1人についての直接的な情報収集は、たったの1時間。この番組は、「黒柳徹子さんの断片的なゲストへの思いこみ」だけで進行されている。その上「まとめ撮りかつ編集なし」。所謂、今時のテレビ番組のあのしょーもない安定とは無縁のところにある。孤高の存在なのである。笑

編集によって、「本心」を歪めるくらいなら・・・撮って出しで、「どういう方か」をさらけ出して貰う。「徹子の部屋」は、優しくて手強いジャーナリズム精神溢れるガチな対談番組だったのだ。

「編集をしないこと」「うーん、あのぉー、沈黙もコミュニケーションだと捉えること」「思いこみでどういう方かを聞き出すこと」視聴者の思惑にも、ゲストの期待にも、一切答えない。マイペースが真骨頂の「徹子の部屋」。よくよく考えてみると、かなりインターネット的で、はないだろうか・・・。

情報の氾濫は、「編集をする」ことを付加価値とし。技術の進化は、「編集をする」ことを容易にした。しかし、編集上手ばかりが、この世に増えてもろくな事はない。編集上手は、視聴者を、思考停止に導くことが仕事になる。

『編集をしないから、と、本心を話して下さるゲストも多いです。』という逆説を行くテレビ番組に、いまだからこそ、改めて付加価値を感じる。こんなに「読み取る余白の多い番組」は、いまどき奇蹟に近い。誰の思惑からも孤立した「徹子の部屋」が続くことに、テレビ業界の唯一無二の良心を見る気がする。黒柳徹子さん。御年84歳。これからもガチで闘っていただきたい。