番組スタートから6ヶ月。遂に約束の日が。
花田:早いね。
ケン坊:なんとスター最終回スペシャル。
花田:そんなスペシャルなわけない。
ケン坊:ちょうどいい感じで。振り返って印象に残っていることって何ですか。
花田:コストコのレジの女の子とお母さんが僕のファンになってくれた。セブンのおばちゃんがこの話題を出すたびに、うちのカミさんが買い物にいったら、「いつも見ようよ、ありがとね」と言ってくれて。
ケン坊:身近な反響が凄く大きかったと。そうじゃなくて。出演していただいた方、個性的な方が大きかったじゃないですか。
花田:多かった。特に鏡の順ちゃんが。
ケン坊:鏡に対する熱い想いが。職人さんにたくさん出ていただいて。
花田:でも、マニアックよね。アガリックスとかね。
中村:「穴を覗きたい」から始まったよね。俺の反省としては、下ネタをもうやめなきゃなと。自分のキャラ設定が55歳まで甘かったな。最近、スタッフから「中村さん、わかってないですね。みんなから甘やかされてるだけすよ」って言われて、なるほどなと。奥さんからも含めて、テレビを通して分かりました。これから成長するんですかね。
ケン坊:まだ伸びしろしかないですから、私たち。
中村:偉いね、ケン坊。
ケン坊:ほとんど伸びずにここまできてるじゃないですか。そんな楽しいヨンキュープラスでした。
花田:本当に、いい思い出づくり。人生の。
中村:思い出づくりで良かったのか、という話を今日厳しくされると思いますよ。特に花田さん。
花田:この前怒られたとよ。日本酒の回あったでしょ、あの後飲みに行ったら「出演者ぶってんじゃないよ」って怒られたの。
ケン坊:厳しかー。
大御所が登場。番組全体として残念なことは3つ
ケン坊:彩綾さんどうでした?この最終回を迎えて。
安藤:あっという間でした。始まる時のきっかけも、橋口さんと花田さんに出会って3回目で番組の話になって。いろんなトークの話術を盗ませていただいて。ありがとうございます。
花田:それもこれも、エージェントプラスの橋口さんのおかげですよ。
みんな:本当にありがとうございます。
花田:言いたいことは山ほどあるみたいですけど、いかがですか橋口さん。
天の声(橋口社長):感想は、失望と無念。
花田:わかりやすく、説明してもらっていいですか。
天の声:主に右側のお二人(花田さん・中村先生)。番組全体として残念なことは3つあります。
ケン坊:番組が終わってから言うのではなく、番組中に言っちゃうと。
演者ぶって、出ることだけが目的になっている
天の声:1つ目は、なんで演者しかしないのか。スターは文化人枠でタレントではない。もう一人(中村先生)はマーケッタなのに、ただ時が流れているのを待っているような受動態的な番組への姿勢が失望ですね。
安藤:怖い怖い。
花田:スポンサーになっていただいている、エージェントプラスさんのお役に立てるという、そこがどこにあるのか、分からないまま楽しくやってきちゃったという。
中村:笑ってごまかしている。
能書きが多くて実行しない
天の声:残念なポイントもう1つは、能書きはいらない。やらなかった言い訳を重ねるだけの、年取った人の見苦しい感じが無念だなと。今、経営の指標としてあるのが、PDCAサイクル。とりあえずやってみて、ダメだったら違うことやりましょうという改善の質を上げて、できなかった失敗理由を潰してというふうにやっていると思うんですが、そういう姿勢がマーケッタという人から特に感じられないというのが失望と無念というところかなと。
中村:ちょっと反抗していいですか。それは、もうちょっと時間を割かないといけないと思いますよ。ハッシーとちゃんとPDCAについてしゃべってないと思うんだよね。いくつか提案もしていますが、それが活かされてない。現場来て、進行を渡されて、結構「えー」みたいなのもよくあるよね。その中で責任の所在が分かってなかたのかもしれません。PDCAの話をするのであれば、もうちょっと話しこまないといけないだろうと。
ケン坊:PDCAってなんでしたっけ。
中村:Plan【計画】、Do【実行】、Check【評価】、Action【改善】。改善ポイントを毎回あげて、こうだった、あーだったとか。視聴率が上下した本当の理由を、みんなで話し合ったか。もうちょっと話すべきこと、詰めてやれるとこもあったかなと。時間がないということで逃げていた自分もいます。ていうのも、大きな反省点。そこは、もうちょっと話し合って、熱狂するとは何なのか。正直というのがコンセプトだけど、「こういうことが正直」だと思っていたけど、それが捉え間違えをしていたのなら、そもそもから是正をしなきゃいけない。55まで、ちゃんと答えを出しきれていなかったわけじゃない、俺たちって。
花田:ダメさをこんなに前面に出す55歳はいない。珍しいというのは正直なところですよ。
中村:でも、頑張りようはあったかなと。まぁ、頑張らないといけないし。伸び代はこういうことをきっかけに出てくるかもしれないし。
さざ波のようなエネルギーしか出していない
天の声:3つ目なんですけど。緩やかな時間が流れていて、さざ波のようなエネルギーしか出ていないので、そこを変えていかなきゃいけないのかなと。
花田:ハッシーからスターと呼ばれていながら、薄ぼんやり輝きましょうと言われた。
ケン坊:星は星ですから。六等星ですから。
花田:そりゃ、さざなみすら立ちすぎじゃねーかという感じでしょ。
ケン坊:でも、ひょっとしたらものすごく輝く可能性もあったわけですよね。
天の声:年末にテコ入れをしましょうということで、打ち合わせして「熱狂」という言葉をテーマにしていきましょうと話してたんです。徐々に狂わしい方に動きかけているところでした。
中村:テレビの形って、番組の形って変わっていかないといけない。残るもので、マジで饅頭を3000個売るとかいう挑戦を見据えるとかしか残らないのかなと。自分の人生も含めてシフトしなきゃいけないなと心の中で思っています。
ケン坊:スタジオのトークとはみ出ちゃうかもしれないですね。そのお饅頭3000個っていうのは、ロケに行って。
中村:お饅頭を持っていて、頭を下げる。それを今動けよと言われて、動けるかっていうところが俺のダメなところ。自分に言い訳をしている分でいうと熱狂しきれていない。もう少し熱量を上げるのも大事なのかもしれない。面白い正直ではなく、一生懸命にやる正直もあるよね。
ケン坊:番組的に、本当に生放送やってみるとか。番組として変えていくなら。
中村:イベントやってみたら面白かったかもね。何人集まるのかとか。
ケン坊:全員、ノーパンで出てみるとか(笑)
中村:いいね。ドレスコード、ノーパンってヤツで。
安藤:見ている人、何が楽しいんですか。
ケン坊:誰かがノーパン。まぁ、それがどう熱狂か分からないですが。
中村:それ面白い。最後、誰か分かるようにする。
ケン坊:それは、中村先生でした!
中村:見てる人は、全然嬉しくないね。
花田:それならIT企業なのに、酒屋を実際に作ったとか。そっちをもっとクローズアップしたらね。
中村:実現力の高さ、エージェントプラスは偉いよね。
ケン坊:それは、俺たちが頑張ったんじゃなくて、橋口さんが頑張った。
安藤:この短い期間に計画を立てた橋口さんが頑張った。
中村:俺らは演者になってしまった。ごもっとも。
ケン坊:100%受け入れた。
天の声:演者の話があったときに、花田家の家訓で「人様には迷惑をかけてはいけない」ってある。だからこれ以上お前に迷惑をかけたらいかんやんっていう話をされていたんですよ。でも僕からすると、この番組が終わることの方が迷惑かけられている気がするんですよ。ほら、うまくいかなかったやんって。
中村:エージェントプラス諦めちゃったね、上手くいかんやったやんね、って言われるのはエージェントプラスのマイナスでしょってことね。
花田:それはわかるけど。エージェントプラスさんに多額のお金を出していただいて、回収できるのか、回収の仕方もわかってない。回収できそうにないという感覚がその言葉になったという。まぁ、貧乏性なんですよ。
ケン坊:鏡、売れたんですよね!?
天の声:はい。
ケン坊:車は?
天の声:車は売れてない。(笑)そんなこんなで、やめるのをやめようと思ったんです。
みんな:えっ?!
天の声:ヨンキュープラスを続けようかなと。
ケン坊:続くんっすか。マジっすか。
中村:ハマってますよ。
安藤:ドヨーンとしてたのに。
花田:こういうヤツなんですよ。
ケン坊:やめるやめる詐欺。
花田:熱狂という言葉がもっとも似合わないというね。
天の声:熱狂してもらっていいですか。
ケン坊:もっとやれたなと今、反省しましたよね。それをやるんですよ。
花田:伸びしろがあるんですよね。
ケン坊:もう1回。順さん。あの熱狂を、あのパッションを。
花田:見習うところがそこにあった。
ケン坊:ここに出てくださった皆さんは、それぞれの道に熱狂している人たちが来てくださって、すごく勉強になった。信じた道を突き進むという。
安藤:みんなカッコよかった。
天の声:演者にしか収まらない受け身の人たちなんで、僕からお願いしたいことを言いますから聞いてもらっていいですか。
1個目、マストでやらないといけないことは饅頭3000個を売る。これは、プラスにならない。抱えている負債が減るだけなんです。
天の声からお願い。
スター。旅情報が儲からないとなっていますけど、旅情報をどうやって儲けるのかなというビジネスモデルを考えてほしい。別に儲からなくてもいいからトライ&エラーを繰り返してほしいなと。
ネットって物が売れますよねっていう話で、数字って大したことないなと、それよりも文化を作っていきたいなと。深夜2時に、福岡でつくる番組が福岡県内の人に情報を発信するという番組文化をつくってもらえたらいいのかなと。
ケン坊さん。視聴率の話でいえば、裏番組に吉本のメジャーな人たちがいるので、そこに勝てるコンテンツにしていきたいなと思うので、やる気のないMCをグイグイ引っ張って頂きたい。
最後になりますが、スターがスターになって、中村先生がちゃんと先生としての威厳を取り戻してもらって、ケン坊さんは新しく博多芸人みたいなものをつくって、安藤彩綾にはCMがついていけば、この番組をつくっている意味があるんじゃないかなと思うんで、別に儲からなくていいんです。お金ごときに気分を右往左往するのではなく、好きでやっているもんだと思って、あともう少しやろうかなと。だから、これ以上失望させないでほしいなと。
花田:失望しとうことすら知らんやった。