地下ではなくて地上2mのものを収穫して加工するから、むかし竹の子。タケノコ農家も驚きも美味しさ
花田:ここに来たらベロンベロンになって帰る。
ケン坊:それは、自分でセーブしていただかないと。
安藤:私達は、喜多屋純米大吟醸 45%雄町 生酒。先生には、今日、甘酒です。蔵内堂の氷雪甘酒 糀麹。米と米麹だけでつくっています。
花田:甘酒も進化するもんですな。
ケン坊:あ、美味しい。
花田:高い酒の味よ。芳醇ですよ。芳醇の後、後口スッキリな感じ。キリッと。
中村:上品な味。この甘さは砂糖じゃないんだよね。米と米麹だけでこんなに甘くなるんだ。
ケン坊:この甘酒、大川でつくっているんですね。あ、美味しい。粒感わかります?甘さが美味しい。染みるね。
中村:今日は差し入れが。八女ならではのタケノコ。八女って日本で有数のタケノコの産地。合馬も有名だけど、八女もたくさん作っている。そこの大一食品工業の代表取締役松﨑大成さんです。
松﨑社長:先の方は甘皮が付いています。
花田:一番美味しいところ。社長は、育てているんですか?
松﨑社長:これはですね、うちは加工しているんです。80年以上。
ケン坊:差し入れいただいたのは、むかし竹の子プレミアム。
中村:八女は土地として竹の生産地ということなんですか?
松﨑社長:八女の産業として。傾斜の山を利用したところに竹林を広げていって収穫しやすくしていったということです。
中村:竹って野生のものだと思っていたんですが。
松﨑社長:ちゃんと管理しているんです。
花田:美味しい。全然繊維がない。食べやすい。目をつぶって食べたら、タケノコってわからないかも。
ケン坊:先の方は湯葉みたい。えぐみがない。
松﨑社長:完全無添加で作っています。普通のタケノコは、地中にあるやつを掘っているんです。それを収穫して加工するんですが、これは、地上に出て2mぐらいのものを収穫するんです。
みんな:えー。食べられるんですか。固そう。
松﨑社長:タケノコの生産者である農家の方も知らなかったんです。
中村:それって、タケノコじゃないじゃんって思うんですが。
松﨑社長:だから、むかし竹の子なんです。ちょっと昔タケノコだった。そういうことです。1カ月ちょいで2mになりますから。人間だと高校生ぐらいですね。1年で1週間ぐらい伸びる時期にだけ収穫します。
2m近くなるとえぐみ成分が成長ホルモンに代わるので、特に先端はエネルギーの塊
中村:高校1年の4月って感じですか。
松﨑社長:入学したての時です。収穫して、処理の工程が。もともとタケノコは地上に出た段階でかなりえぐみが増すんですよ。他のイノシシとかに食べられないように。防御のため。アレルギー反応起こしたりします。えぐみという成分は成長ホルモンで、根から切り離すことで水分がなくなってしまいます。タケノコ自体成長しているので熱をもっているじゃないですか。自分の熱で水分が放出してえぐみ成分が濃縮していく。だから、早く湯がくんです。掘ったやつより美味しいです。
安藤:弊社にしか作れないと書いてありますもんね。
松﨑社長:2m近くなると、えぐみ成分は成長ホルモンに代わって伸びるために使われていくんです。なので、えぐみがない。先端はホルモンの塊なんです。エネルギーの。そこに目を付けたんです。
ケン坊:俺たちが獲って来て茹でたら、こうなりますか?
松﨑社長:なりますよ。ちゃんと湯がき方ありますんで。
中村:それは企業秘密なんですね。タケノコってアクとか取るのに灰入れたりするじゃないですか。そういうものはない。
松﨑社長:入れません。何も入れない完全無添加。
中村:久留米はラーメン激戦区で、そこのモヒカンラーメンに入っているとかで。
松﨑社長:7月7日が竹の日なんです。普通は七夕ですね。それに合わせてモヒカンラーメンさんがトッピングを、キクラゲからうちのタケノコに切り替えると。これからずっとです。歯ごたえのいいタケノコです。とんこつラーメンに合います。
安藤:私がミス日本酒の時に、喜多屋さんにきて、松﨑社長をご紹介いただいたんですよ。その時に、甘夏エッセンシャルオイルをプレゼントしていただいて。これ、アロマオイルです。これも社長が作っています。
松﨑社長:お風呂に入れたり。柑橘系は圧搾という方法で抽出するんですけど、光毒性というのがあるので、肌が弱い人はちょっと赤くなってしまったりします。蒸留することで光毒性が無くなります。
花田:この人(中村)、娘から臭いと言われているんです。
ケン坊:頭からかけて大丈夫ですよ。社長はアク取り名人なんですね。
松﨑社長:香りを食べるというコンセプトで5年ぐらい前から。美味しいものにはいい香りが。
花田:この人は(中村)、すごく臭いですよ。
今回のテーマは・・・
これを持つと姿勢が真っすぐに!?独楽工房の隈本木工所の隈本社長が登場
中村:これ持つと姿勢が正される。これを作っている独楽工房 隈本木工所の隈本知伸社長です。ぐっポスは、持つと姿勢が正しくなることから、教育現場でも使われています。
隈本社長:ぐっポスというのが、いい姿勢という意味で、そういう名前を付けました。これちゃんと学校で何カ月も検証していますから。
ケン坊:ぐっポス以外にも、いろいろ。オリジナルのけん玉・気分屋けん太くん。顔があってかわいい。玉が乗る角度によって表情が変わるんですね。普通のケン玉とか違いますね。棒もない。
花田:できたー!
みんな:おっー!パチパチパチ
隈本社長:このケン玉は、遊んだ後にも飾ってもらえるというデザインで。完全に遊ぶというよりは飾りも重視したけん玉です。あくまでも九州の材料を使ったやさしさと安全性を重視しました。この木はどこから持ってきたと把握しています。子どものおもちゃとして、けん玉もですが、積み木も長く遊ぶと言われて喜ばれますね。この積み木が子どもたちにとっていろんな想像力を生むんですね。大人が見たら何の形状もないものが、積むことで何かを発見していくんですね。
ケン坊:なんだこれは。
花田:かまぼこ板。
隈本社長:どうですか?なかなかいいですよ。
みんな:ははははっはははっ。
ケン坊:もともとは何の会社ですか。
隈本社長:独楽を作る会社です。みんなには隈本コマといっていただいています。私で6代目。独楽だけでは生活ができないので、木のつながり、子どもつながりで、木のおもちゃも作ろうと。こういうものを作って、独楽を作り続けています。
中村:俺、関西生まれだけど、独楽の芯の部分、こんなに立派じゃなかった。
隈本社長:これは九州だけなんです。
ケン坊:独楽に芯を真っすぐ入れるんですね。
49プラスで、ケンカ独楽の復活!?小学校以来の独楽、かなり楽しいです
隈本社長:本来、相手の独楽を割って、相手から芯をもらうものなんです。
中村:49プラスでケンカ独楽復活させようという話が。
隈本社長:紐をまわせない人もいるので、入門番で簡単で巻きやすい独楽もあります。幼稚園の先生が、幼稚園を卒業する時も、独楽に紐をまわせない子がいると聞いたので、誰にでも巻ける独楽を作ったのが、これですね。そして、真っすぐに地面と平行に独楽を出せば回せます。
中村:俺にもできた!嬉しい。
隈本社長:まずは引き独楽ですね。
中村:かっこいい。
隈本社長:この回った独楽を手に乗せて、相手の独楽にぶつけて遊んでいたんです。
ケン坊:楽しい。何年ぶりだろう。独楽するの。
隈本社長:花田さんうまい!
中村:俺、できない。幼稚園の時、短冊の紐を竹にくくれなくて。今までコンプレックス。また外した。
花田:先生、左手にぐっポス握ってやってみて。
みんな:はははっはははっはは。
中村:(ぐっポス握って)できた!
みんな:パチパチパチ。楽しい!
隈本社長:世界でたった1つの独楽を作っていただこうと、7月21日から、ワークショップを要予約でやっています。来ていただけましたら、自分の独楽を作れますので。
花田:しかし、これでね、いっぱい床がキズ着いた・・・。
みんな:ここも。ここも。