もしかしたら福岡で一番古い蔵、後藤酒造場
世の中に「老舗」という会社や店はたくさんある。そんな中で、酒蔵、特に日本酒蔵は歴史が古いところばかり。100年続いている蔵でも、「老舗」を名乗るのははばかれるほどだ。
恵比寿酒店がある福岡県八女市の黒木町の、後藤酒造場は間違いなく「老舗」である。1677年に創業し、約340年の歴史を誇る。福岡では筑紫野市の大賀酒造(1673年創業)に次いで古い。
だが、後藤酒造場は黒木町に蔵を構えるもっと前に、久留米で酒造りをしていたらしい。ただ確かな文献が残っていない。もしかしたら、福岡で、いや九州で最も古い造り酒屋なのかもしれない。
蔵は国指定天然記念物の「黒木大藤」のすぐ隣。春になると、紫いっぱいの藤棚が広がり、多くの観光客が訪れる。藤の花が満開のころは酒蔵を開放しており、蔵で飲む、代表銘柄の清酒「藤娘(ふじむすめ)」は格別だ。
恵比寿酒店にも、「藤娘」シリーズを並べている。
濃厚で普段飲みに適した「金襴藤娘 本醸造」
黒木町でずっと飲まれ続けてきた「藤娘」と言えば、濃厚な味の酒。「金襴藤娘 本醸造 特撰」が当てはまる。肉料理を食べた時に飲んでも、肉汁に負けない味わい。
昔ながらと言ったらいいのか。普段のみに適している。特に50代以上の方には、落ち着く味じゃなかろうか。
福岡県産山田錦を使用した「金襴藤娘 大吟醸」は、ちょっと高級な藤娘。芳醇な香りが特別感を出している。
「藤娘 吟醸 生貯蔵」は、お得価格でお米のフルーティーさを味わえる。
ライバル蔵の杜氏が「藤娘はうまい」
複数の有名蔵の杜氏が「藤娘はうまい」と言っていた。ライバル蔵の杜氏が、認めている。
後藤酒造場がある「奥八女」と言われる地域は、とにかく水が美しい。おいしい水を使って、340年続く、手づくりにこだわった製法で生み出される「藤娘」の数々。
八女の地域、いや黒木というごく小さな地域でしか、ほとんどお目にかかれない。
恵比寿酒店では、後藤酒造場の清酒「藤娘」を通販している。
http://www.ebisu.ltd/shopbrand/goto/
