「花田伸二の居酒屋マンボッ」に、新たな助っ人が登場した!
最初の一人は、自ら調理師免許を持ち、酒屋も経営しているという、旨いものに貪欲なIT社長のハッシー。そしてもう一人は、元共同通信社の記者で、現在「博多日本酒吟醸香」「九州焼酎島」というサイトの編集長・渡邊氏。
さてさて、どんな店が飛び出すか!?乞う、ご期待。
「一風堂」さんならではのおつまみもさることながら、やっぱりここは福岡ですバイ。
今や日本はインバウンドで賑わいを見せている。かくいう福岡も、アジアの皆さんが街を活気づけてくれているのは間違いない。
そんな外国人の皆さんのお目当ては、名物料理である。福岡で言えば、もつ鍋・とんこつラーメン・焼鳥・水炊き…。特にとんこつラーメンに関しては、福岡人なら誰しもが一家言あるほどの、ザ・名物。
そのメンドクサイ、いや、群雄割拠するとんこつラーメン業界でも、頭一つ抜きんでているのが「一蘭」と「一風堂」ではなかろうか。
その「一風堂」が大名エリアの“ほぼ西通り”に、立ち飲みラーメン居酒屋「一風堂 天神西通りスタンド」を開店したのは2017年2月のこと。
ちなみにこのスタンドスタイルの1号店は、東京にある浜松町店。浜松町では定着した立ち飲み形式も、ゆったりと座るのに慣れた福岡人にはなじめなかったのか、立ち飲みテーブルにはハイチェアが備えられている。
福岡の目抜き通りともいえる“ほぼ西通り”という場所柄もあってか、この日も外国人客で賑わっていた。もちろん客のほとんどは、福岡を代表するとんこつラーメンを求めての来店である。
しかーし!このコーナーは居酒屋のコーナーなのである!!
ラーメンへとはやる気持ちを抑えて注文したのは、「とんこつ炊き餃子」(450円)と「ニラ玉」(280円)、そして「西通りチップス」(350円)。
ズルズルという美味し気な音が周囲を飛び交う中、グツグツと煮えたぎるとんこつスープの炊き餃子が登場。一瞬、サムゲタン風の見た目だが、中に浸かっているのは鶏肉ではなく紛れもなく餃子である。旨そうだ。
レンゲですくう前に、とりあえずノンアルコールビールで喉を冷やし、準備を整える。まずは、スープだけをズズズッ。出汁の効いたとんこつ味はさすがの代物だ。ではではネギと一緒に餃子をば、ズルリ。ハフハフッ。つるりとした皮と、中に詰め込まれた肉や野菜のミンチを味わう。
旨いラーメン屋は、料理を作っても旨い。
そりゃ、うまいですよ。餃子だし、一風堂さんのスープだし。ノンアルビールも進みますよ。
アツアツ鉄板の「ニラ玉」も、「西通りチップス」も、期待通りのおつまみでしたよ。
しかし、やっぱり、福岡なら、ラーメンで締めるべきですな。