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熊本県・内牧温泉「阿蘇ホテル 一番館和田屋」

ゆけむり紀行
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露天風呂
阿蘇カルデラは世界有数の規模だといわれる。カルデラとは、火山の噴火によって地表に吹き出たマグマの空洞を埋めるために陥没したくぼ地のこと。阿蘇カルデラは計4度の大噴火によって形成されたものらしい。直近でいえば9万年ほど前だそうだが、その規模たるや雲仙普賢岳の噴火の100万倍という。火砕流は九州の北半分を焼き尽くし、遠く山口県にまで及んだそうだ。 現在も阿蘇には10個以上の小型の火山が活動しているというから、もしや急に…と一抹の不安も覚えてしまう。しかし、そうした火山活動が「温泉」という恵みをもたらしてくれているのも事実なのだ。で、その恩恵を体験すべく、今回は阿蘇内牧温泉「阿蘇ホテル」へ向かった。 「源泉かけ流し」という言葉がある。温泉業界では著名な松田忠徳先生(札幌国際大教授、作家)から出たもの。昨今はあちこちで多用されているが、実際には冬場に加温したり、夏場に加水したりと100%の源泉をかけ流している温泉は少ない。ここ「阿蘇ホテル」は看板に偽りなし。43度という源泉温度が年中かけ流しを可能にしている希少な温泉旅館なのである。 さて、能書きはこの辺までにして、極上の温泉に漬かるとしよう。 8階建ての最上階、2年ほど前にリニューアルした展望露天風呂へ。全面ガラス張りの大浴場の浴槽には、われわれのようなコアな温泉ファンにとっては宝物のような温泉がじゃぶじゃぶと浴槽に流れ込んでいる。ぜいたくに湯が溢れ出る内湯では、源泉そのものに漬かっている気分になる。最高だ。しばし、その鮮度抜群の濃厚な温泉に身をゆだね、体の隅々にまで成分を染み渡らせた。 露天風呂へとはしごする。陽春の柔らかな日差しを浴びながら、眼下に温泉街、遠くに阿蘇外輪山を望む。大噴火の不安などあっという間に吹っ飛んでしまった。あまりの気持ちよさに、自然とまぶたが閉じてくる。上がりたくない、帰りたくない、仕事だなんて思いたくない―。 この世の天国を満喫すること1時間。心ゆくまで九州が誇る宝の湯を堪能した。 <西スポ2014年5月21日(水)掲載「花田伸二のいい湯だな」より>
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43度の源泉が一年中わき出る大浴場
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ロビー
  • 【おすすめ宿泊プラン】
  • ●「メイン充実!しゃぶしゃぶ・ステーキ・馬刺し付き」
  • 展望風呂がついた最上級の特別室に泊まって、人気上昇中の阿蘇のあか牛の「ステーキ」そして「しゃぶしゃぶ」、熊本名物・馬刺しもついてるという贅沢なプラン。お部屋で極上の温泉が体験できて、阿蘇ならではの名物食材も堪能できます。2名1室でお一人、平日17000円、休前日20000円はお得です。
熊本県・内牧温泉「阿蘇ホテル 一番館和田屋」

【住所】熊本県阿蘇市内牧99 【TEL】0967-32-0008 【HP】http://www.asohotel.jp/main/index.php