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180年もの間、疲れを癒し身体を勞ってきた温泉

旅館紹介 温泉紹介

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親しみを感じるのが熊本県は小国町の「はげの湯」

私の祖先は、小国町出身だったのではないか?と疑うほどに親しみを感じるのが熊本県は小国町の「はげの湯」。わいた山麓の山あいにもくもくと上がる湯けむり、のどかに広がる段々畑、プチタイムスリップしたような原風景がなんとも心地よい。そしてなんといってもどの旅館も湯量が豊富なため、お風呂が充実しているのだ。中でも、今回紹介するのは全8室なのにも関わらず、8つの浴場を持つ「やすらぎの宿 まつや」。

 創業は江戸末期、以来180年もの間、ここはげの湯で温泉旅館を継承してきた老舗中の老舗。その間、湯治宿から観光旅館へと変わったものの、数え切れない数の人々が疲れを癒し、身体を勞ってきた温泉は変わらない。

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まさに珠玉の瞬間。

 チェックイン後、すぐさま、高台にある混浴露天風呂へ向かう。この日は貸し切りで利用ができた(貸し切りは予約状況次第)。足元から順に心臓へとかけ湯を済ませ、居心地のいい場所を探し、腰を下ろす。全身へ温もりが染み渡る。体中の緊張感や疲労感もじわじわと湯中へ溶け出す。「ふ~っ」。珠玉の瞬間だ。ゆっくりと全身を揉みほぐし、広々とした湯船で軽くストレッチ。ひと段落したところでふと、湯の花が乱舞しているのに気づく。そして、じゃぶじゃぶと注がれ続ける温泉の量に満足度も急上昇。いやいや存分に温まった。

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 部屋へ戻ると夕食の準備が整っている。熊本の馬刺しや、熊本県産肥後牛の陶板焼き、ヤマメの塩焼きなど、このエリアならではのメニューが並ぶ。しかし、メインは何と言っても小国名物「鶏の地獄蒸し」。

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玄関横の地獄釜で鶏を2時間蒸し上げる。自家製のポン酢で味わう。ツルンとした骨からの身離れ、旨みが凝縮された皮とジューシーな身が絶妙の味を創り出す。とにかくうまい!病みつきになりそうな程に。それもそのはず、この小国名物「鶏の地獄蒸し」の元祖がこちらなのだ。50年前、常連客が豚肉を持ち込み、地獄釜で2時間蒸したのがきっかけで、当時、養鶏場も営んでいた先代が鶏で試して出来上がったのだ。

 土地ならではの食材を味わえ、泉質もよく、湯量も豊富でどこも源泉かけ流し。そして、湯けむり立ち上るのどかな景観、私の出身どころか、大和民族発祥の地ではあるまいか。

 

はげの湯温泉 やすらぎの宿 まつや

住所:熊本県阿蘇郡小国町西里はげの湯3033の1 

電話:0967(46)5675

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老舗とは言うものの旅館は平成10年に建て替え、まだ新しさの残る佇まいだ。全8室に8つのお風呂、予約状況によって利用法は変わるのだが、最上段の混浴露天風呂やサウナ付きの男女別内湯まで、すべてを貸し切りで利用できる日も多い。それとこちらの人気は何気なく置かれた備品や小物が可愛らしい。それに客の心をちょっと先回りしたサービスがとっても心地よい。常連客が多いのも納得。泊まってその良さを実感できる宿なのだ。