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混浴体験その1。

温泉紹介 伝えたいこと

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「源泉掛け流し」という言葉はこうして生まれた。

20年ほど前の出版社時代、「ハナダ★オンセン・パラダイス」という源泉かけ流しの施設だけを紹介するムック本を出したことがある。

宮崎の温浴施設でお湯を入れ替えずに使用させて、レジオネラ属菌が「繁殖することによる感染病で死亡事故が起きてから、温泉博士の松田忠則先生が「源泉かけ流し」という言葉を創られたのだ。

以来、源泉かけ流しの温泉人気が急上昇したのである。そこで先述のムックの発刊となったわけである。その時、九州中の高級旅館から山野の秘湯まで200湯ちかく入湯して回った。

今では入浴禁止になっている別府の野湯へ取材に伺った。のっぱらの茂みに囲まれただけの露天風呂である。誰でも入っていいのだ。サルでもタヌキでも、おっさんでもうら若き美女でも、自由につかっていい。

初めての混浴体験。それは偶然、取材中に起こった。

その取材時、混浴なので茂みの外から「出版社のもので取材に来たんですが、どなたか入ってらっしゃいますか!」と声を張り上げた。すると「入ってるけど、どうぞ~!」という女性の声が。

おそるおそる浴場へ入ると年の頃は30代後半の女性が3名、タオルで胸を隠して入浴中なのである。

「私たちがモデルになってあげるわよ!」って。なるべく、豊満なバストを見ないように心がけるも、水中でゆらめくタオルが気になって仕方がない。さっさと撮影して「ありがとうございました」って帰ろうとしたら、「あなた温泉に入らないで記事が書けるの?」という質問が背後から飛んできた。「モデルになってあげたんだから、あなたも入りなさい」と今度は強烈な命令が飛んできた。ここで尻込みしたら九州男児の名が廃る、と覚悟を決めタオルを巻いてお姉さま方とは仕切りの違う浴槽へ腰を下ろした。目線が同じになり少し離れた場所なのと若干こちらが低かったのとにごっているのとで、普通に会話もできた。「何の本なの?」「どこから来たの?」「話しにくいわね、もっとこっち来なさいよ」と、完全に位負けした会話を5分ほどした後、そそくさと前を隠しながら退場した。

 

現像してみると、バストが見えていて結局はボツになってしまったが、35歳の私にはワクワクドキドキの経験であったことは間違いない。

 

まだ、あの頃は未体験の事柄が多く、ワクワクドキドキすることがたくさんあった。いまでは、その気持ちが枯れ果てたのか、未体験事項が激減したのだろうか、「死ぬまで青春」と公言する方々がうらやましくて仕方がない。

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